【テンプレートあり】フリーランスにおける営業メールの例文と書き方のポイントを解説
フリーランスとして成功するためには、営業メールの書き方が重要です。しかし、どのような営業メールが開封率を上げ、案件獲得へ繋がるのかわからないという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、目的別に営業メールの例文を紹介しつつ、営業メールの基本的な考えから営業メールを書くために意識すべきポイントを解説します。
紹介する営業メールをテンプレートとして活用し、自身の実績や経験に応じたアレンジをすると魅力的な営業メールが作成できるでしょう。
目次
【目的別】フリーランスが送る営業メールの例文を2つ紹介
フリーランスの動画編集者として、効果的な営業メールを書くことは、新たな案件獲得の重要なステップです。
ここでは、動画編集サービスを提供するフリーランスが実際に使える、目的別の営業メール例文を2つご紹介します。これらの例文は、具体的な状況に基づいて作成されており、実際の営業メール作成時の参考になります。
案件に応募する場合のメール例文
以下は企業が募集している案件に対して応募するときの例文です。
【本文】
[受信者の名前または会社名]様
私はフリーランスの動画編集者、[あなたの名前]と申します。貴社が募集されている動画編集の案件について、大変興味を持ちました。この度、貴社のプロジェクトに貢献できる機会を得られればと考え、応募させていただきます。
以下、私の主な実績です。
・企業のプロモーションビデオ制作を担当
・地域コミュニティイベントの映像制作および編集
・YouTubeを活用したプロモーション動画の制作
私の強みは、最新の技術を駆使した高品質な編集能力です。貴社のプロジェクトにおいても、これらのスキルを活かし、印象深い動画コンテンツの制作に貢献できると自負しております。
貴社の要件と私のスキルが合致すると考えますので、ぜひ詳細な情報を共有いただければと思います。また、具体的な案件内容やご予算についても、お話しできれば幸いです。
案件に応募をするときには、自身が提供できるスキルとこれまでの実績を明確に示すようにしましょう。また、案件に応募するケースでは、報酬や雇用形態などが決まっていることがほとんどのため、募集要項を十分に把握しておくことも大切です。
提案営業する場合のメール例文
以下は、クライアントに提案営業するときの例文です。
【本文】
[受信者の名前または会社名]様
突然のメール失礼いたします。
私はフリーランスの動画編集者、[あなたの名前]と申します。この度は、[受信者の名前または会社名]様のビジネスにおいて、動画コンテンツの力を最大限に引き出すお手伝いができればと考え、ご連絡いたしました。
また、私の動画編集に関する主な実績は以下の通りです:
・大手企業のプロモーションビデオ制作、業界で高い評価を獲得
・複数の教育関連コンテンツの編集、オンライン学習プラットフォームで高視聴率を記録
・地域イベントの映像制作、コミュニティ内で大きな反響を得る
・独立系映画プロジェクトの編集に参加
最新の編集技術と、あらゆるターゲットオーディエンスに響くストーリーテリングを用いて、[受信者の名前または会社名]様のビジネス目的に合わせた映像制作を提供することができます。
もし、これからのビジネス展開において動画コンテンツにおける集客が必要であれば、ぜひ一度ご相談ください。ご相談・お見積もりは無料で承りますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご興味をお持ちいただけましたら、下記の連絡先までご連絡をお待ちしております。
提案営業する場合は、まずクライアントが抱えている課題やニーズを明確にしつつ、その解決策として自身のサービスで貢献できることをアピールします。
ただし、提案営業はフリーランス側から自発的に送るメールのため、クライアントが抱えている課題やニーズを的確に把握できていなければならないという点に注意しましょう。
読まれやすい営業メールを書くための6つのポイント
例文である程度営業メールのイメージがついたところで、以下では効果的な営業メールを書くためのポイントを6つご紹介します。
- メリットをしっかり提示する
- 要件を簡潔かつ明確に伝える
- 実績を添えるときはURLや資料も添付する
- 適切な言葉遣いを心がける
- 箇条書きや段落など読みやすくなる工夫をする
- クライアントにとってほしい行動を明記する
これらのポイントは、メールを正しく伝え、開封率と返信率を高めるためにも重要な要素です。
メリットをしっかり提示する
営業メールで単に自分の経歴や実績を並べるだけでは、クライアントにとって採用するメリットが伝わりません。そのため、自分を採用することによる受け手に対するメリットや解決できる問題を明確に提示しましょう。
また、メリットについては、過去の実績や具体的な数字なども合わせて提示できるとさらに説得力が増します。
要件を簡潔かつ明確に伝える
営業メールでは、要件を簡潔かつ明確に伝えることが大切です。具体的な内容や提案の要点を短くまとめ、受け手が一読で理解できるようにしましょう。
特に冒頭の挨拶・自己紹介部分は、最低限のマナーを守りつつ長くなりすぎないように注意します。
実績を添えるときはURLや資料も添付する
信頼性を高めるために、過去の実績や成功事例を添えることが有効です。可能ならば、関連するWebページのURLや詳細資料を添付して、より具体的な情報提供を行えると良いでしょう。
適切な言葉遣いを心がける
営業メールは、直接対面して営業をするのではなく文章のみであなたの人柄が判断されます。そのため、丁寧かつ適切な言葉遣いを心がけるようにしましょう。
箇条書きや段落など読みやすくなる工夫をする
文章構造を工夫することで、メールの読みやすさを向上させることができます。重要なポイントは箇条書きにしたり、文章が長くなりすぎてしまう場合は、1〜2文章ごとに段落をつけたりして相手が最後まで読み進められる工夫をしましょう。
また、文章全体が読みにくくなっていると、いくら内容が良くても返信率は低くなってしまいます。メールを送信する前に全体のレイアウトを確認してから送るようにしましょう。
クライアントにとってほしい行動を明記する
最後に、クライアントに望む具体的な行動を明記します。
例えば、「資料請求やご相談の際は下記の連絡先へお願いいたします」のように、次に取ってほしい行動について明確な指示を加えましょう。
営業メールを送る際の注意点
最後に営業メールをクライアントへ送るときの注意点を3つ紹介します。募集をしているからといって、何も気にせず営業メールを送ることは避けなければなりません。
以下で解説する注意点に気をつけることで、メールの受け手に良い印象を与え、案件獲得のチャンスを掴みやすくなるでしょう。
営業時間内に送信または返信する
ビジネスマナーとして、営業時間内にメールを送信または返信することが望ましいです。そのため、あらかじめクライアントの営業日や時間を把握しておき、返信されやすい時間帯に営業メールを送るように心がけましょう。
クライアントのニーズや課題を考慮した営業文にする
先述したように営業文には、単に自分の実績や経験を載せるだけでなくクライアントのニーズや課題を考慮した内容を作成することで開封率や返信率が高まります。
したがって、営業メールを作成するときはクライアントの立場に立って、どのような情報や提案が有益かを考えて作ってみましょう。
一斉送信を避ける
個々のクライアントに合わせた内容に変えたメールを送ることで、より高い返信率が期待できます。一方、一斉送信で営業メールを送ろうとすると、メール作成における時間や労力は抑えられますが、メール1つひとつがテンプレートのようなものなり開封すらされないものになりかねません。
したがって、案件獲得を大きな目的としてある程度の時間と労力をかけてクライアントごとに適した営業メールを作成しましょう。
まとめ:フリーランスにとって営業メールは仕事を増やすための重要なツール
今回はフリーランスにおける営業メールを具体的な例文を用いて解説しました。
特にフリーランスにとって、営業メールは仕事を増やすための重要なツールです。提案営業または募集に応募するときに自分のスキルやサービスを紹介しつつ、クライアントが抱える課題をどのように解決できるかをアピールすることが案件獲得を左右します。
また、これまで営業メールの作成から送信を行ったことがない方は、ぜひこの記事で紹介した例文をもとに作成して提案営業や募集への応募をしてみてください。毎回同じ文章ではなく、件名や本文の構成を少しずつ変えて開封率や返信率を測定しながらやるとさらに効果的です。